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楕円の思想~あぁ、中庸とはそういうことか!~

同じく、五木寛之氏の「無力」より

●戦後の思想家、花田清輝氏の「楕円の思想」とは、
ひとつの中心を持つ真円ではなく、二つの中心のある楕円。ルネサンス的思想というのは、その中を揺れ動く楕円の思想のようなものである。

●「楕円の思想」を、五木氏流に解釈をすると、
自分を中心とする縁のなかで物事を決めるのでもなく、両論ある中でどちらかに決めるのでもない。あるいは、二つの円が重なる場所にいるのでもない。二つの中心点を持つ楕円があって、その時その時によって、力点が移動していくイメージ。
  ~省略~
つまり、中庸の芯というのは楕円の二つの中心のあいだを絶えず動いて移動している。中庸とは、真ん中で静座しているという考え方ではなく、うろうろしているからこそ中庸。これが中庸の解釈の仕方だろうと思います。

向こうの事情も分かるし、こちらの事情も分かる、という感覚が中庸でいるということ。

とてもイメージしやすくて、とても優しい表現。人間的だなぁ。

●無力とは、そういう「力ではないちから」を指す。
中庸を固定的にとらえない。揺れながら動き続ける。これを、無力といっています。

無力(むりき)と無力(むりょく)は違う。自力でも他力でもなければ、完全他力でも完全自力でもない。頭のなかでは他力に身を任せると決め、納得もしている。でも身体のほうは必ずしも自力を捨てきれない存在でもある。そのなかで揺れ動く自分というものを無力(むりき)と納得している。

悟った“風”でもなく、でも自分を諦めている訳でもなく。自分に対する愛おしさを感じているような・・・。しょうがないなぁと思いつつ、でも日々精いっぱい努めて行く感じ、かな。いいなぁ~、この感じ。柔らかくしなやかに強い。

●自力の先の、他力の先の、無力とは、前向きで自在な姿勢・とらわれない生き方

無力(むりき)というのは、無力(むりょく)の状態を認識して、揺れ続ける動的な生き方を肯定し、そのなかで何かを目指そうとする。前向きで自在な姿勢、生き方です。

どちらか片方の力にに引っ張られることのない、とらわれない生き方です。

若い頃の私ならば、こう言われても納得しなかっただろうなぁ。自分の力、努力で全ては為せばなる!という気持ちが強かったから・・・。でも、今はなるほどっと思う。

「自分の努力だけではムリなこともあるよね。それはそれで仕方がない。とはいえ、だからと言って、手を抜くってことじゃないよね。他力の風が吹く時を見極めて、帆を揚げる準備をしておこう♪」というような、力みのない淡々とした前向きな姿勢。

とても仏教的な考え方なんだろうけど、とても気持ちが楽になり、しかも前向きで動的な意識になれる考え方ですね。

おもしろかったなぁ。

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2014年  1/10(金) 新年会開催
墨田区向島 古民家ワインショップ&バー「お静」にて

美味しいワインと、美味しい料理。
もちろん、いくつかの日本茶を。
そして、真空管アンプから流れる、
透明だけれど温かみのある音楽。

そんな心地よい空間で、一年の抱負を語りませんか?
初めましての方、大歓迎です。

お好きな音楽、お茶、ご自由にお持ちください。

参加費 5500円(全部含む)
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お一人でもお気軽に、
お友達と一緒も喜んで♪ぜひいらしてください♪
お待ちしています。

金澤木綿

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