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どこに、誤解が生まれているのか?荒茶の規制値

静岡県の荒茶の検査結果が出ました。

なんとなく、「出た」という表現を聞くと、
急に、「心配!!><」と身構えてしまいますね。
不思議なものです。

でも、ここは冷静に。
もう一度、確認をさせてください。

まずは、500ベクレルという規制値について、意見が分かれるところですが、各国の規制値一覧表をリンクしますね。(CODEX基準は現在厳しくなり、500に引き上げられています。他は未確認。)

  ⇒こちらから


≪普通に、お茶を飲んでいる方へ≫

すでに、全ての茶葉に対して、飲料としての規制値(200ベクレル)基準と比較しても、大幅に少ない数値(*1)で、クリアしています。

(*1)参考資料
●こちらで、いろいろな食品や野菜の検査結果が見れます。
お茶液1リットルに含まれる量がどれくらいなのかを、ご確認ください。^^

  ⇒こちらから「全国の食品の放射能調査データ」より 

「お茶の川村園若社長公私混同ブログ」の川村園さんが仮説で計算した数値を参考に、私も別のアプローチで書いてみます。^^

●詳しく数値の計算をしてくださっている川村園さんの記事とリンクをはります。ご確認ください。

  ⇒こちらから「懲りずに計算してみた」より

【川村園さんの計算の考え方:】
1リットルのお茶液に、セシウムがMAX量抽出されたとしたら、どれくらいか?を計算してみた。(想定出来る、最悪の数値を出す)

①標準的な淹れ方の1煎目の湯量をもとに、10gの茶葉で430ccのお茶液を作ると仮定。(1煎目だけを飲みます。)
②本来は、茶がらにも5~6割残るのですが、1煎目で100%セシウムを抽出すると仮定。

今回の規制値(食品としての規制値500)を超えた679ベクレルの荒茶でも、茶液1リットルに抽出される量は、セシウムが100%流出したと想定しても、16ベクレルくらいだそうです。

川村園さんの仮定から逆算すると、

1リットルのお茶液を作るのに使用した茶葉は、23.25g。
これくらいです。

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ちなみに、1リットルのお茶液を作るのに、
私はこんなに茶葉を使いません。^v^
水出し冷茶を作るのに、『10g~12gで1リットル』とおすすめしています。

23.25gの茶葉(100g茶袋の約1/4)を使用し、
とっても濃い緑茶液を1リットル作り、
さらに、100%セシウムが流出すると考えて
約16ベクレルとなります。(規制値200)

実際は、茶がらにセシウムが半分残るとして、8ベクレル/1L当り。
茶葉を半分使用したとして、4ベクレル/1L当り。
2煎、3煎と同じ茶葉で飲むと、だんだん薄まる。

こうなると、本当に微量だということが分かります。


≪粉末緑茶を、ご利用の方へ

健康のためにと、緑茶を粉末にして丸飲みをされている方や抹茶を飲まれる方もいらっしゃいます。

その場合、一日何グラムくらい消費されますか?

5gの計量スプーンで計ったら、すり切り1杯がちょうど2.5g。
これくらいでした。

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私自身、粉末緑茶を飲む機会があまりないため、消費量の目安がないのですが・・・。

でも、夏の大好物の一つ。^0^
カップのバニラアイスに、粉末緑茶をた~ぷり入れて練ると、ものすご~く味が濃くて香りが良くて美味しいアイスが出来上がります♪

Photo_2

市販のカップアイスに、私だったら確実に、すり切り2杯は入れますね!!

たくさん入れると、ほろ苦く甘みを感じなくなるので、3杯は入れているようにも思います。笑

そうやって、食品として粉末緑茶を利用した場合を考えて、
カップのバニラアイス1個で、7.5gを食べることになります。
(超濃厚お茶アイス^m^おススメです。)

他にも、抹茶1杯飲む時には、2g(茶杓2杯)というのが一般的だそうです。

そうやって、一年間あなたが消費する量を下記のサイトに入れると、一年間の被ばく量が出てきます。

  ⇒こちらから

*すみません、実はこの数値をどう見て良いのかが、少し不明です。どなたか分かりますか?単純に足せばよいのかしら?
(現在荒茶からは、セシウム134、137が現在検出されています。

≪まとめ≫

今の荒茶に対する規制値の出し方は、私たち消費者が『どのようにお茶を利用した場合か?』という前提条件が、決められておりません。

残念ながら、数値だけが一人歩きしてしまったというのが結果で、『お茶を飲むのか、食べるのか。どこに安全基準を合わせたのかが不明。』

とても残念だと感じています。

ただ、今まで存在していなかった量の放射性物質が検出されているというのは事実。

そして、内部被ばくを含んだ総被ばく量を心配されている方、お住まいの地域の事情や、お子さんがいらっしゃる方など、心配される気持ちもよく分かります。

私自身も、この放射性物質のことは内部被ばく・総被ばく量という点から、必ずしも楽観的な姿勢を取っていません。それは、今まで経験したことのない出来事で、10年後にしか判断できない不安要素を持っているからです。

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最終的に、お茶を利用する・しないは、消費者の判断にお任せするしかないのですが、「お茶って大丈夫?」と心配になった方は、まずは、『私はどのようにお茶を利用しているのだろう?』と、考えてみてくださいね。

●今回の荒茶の規制値の矛盾についての記事をリンクします。

  ⇒こちらから

読んでいて、何も間違っていないのですが・・・。

農水省幹部は~「荒茶が対象になり、全国生産量の約4割を占める静岡県が広く規制されたら」と言葉を濁す。

残念なことに、こういう表現をするから、消費者に不信感を持たれてしまうと思う。(農家や茶関係者が悪いわけではないですよ。)

一度生まれた『不信感』は、本当に拭い去るのが大変だと感じます。

三重県の川村園さんが、ブログで【業務連絡】と題して、応援してくださっています。^^静岡県気質って、こんな感じなんですねぇ。笑


≪個人的に≫


『言葉』って、難しいですね。
軽く言ったつもりでも、相手には重く感じたりするし。
その時は感じなくても、後からボディーブローのように響いたり。

文字として残るって、たかがブログでも、本当に難しい。
10人が10人に理解されないかもしれませんが、私は大好きな日本のお茶文化をつなげるためにと思っています。

もう一つ、一年間毎日仕事をしてきてね。やっと農家が一年分の費用や収入が得られるたった一度のメインの機会が、新茶シーズンなのです。

仕事は来年まで、変わらず続きます。費用もかかります。

酪農家の方もつらい結果を出された方がいらっしゃいますが、もちろん消費者の安全のために、出荷は出来ません。

ただ、国民の代表として私たちの食べる物を作って下さる方たち(=農家)の怒りや悲しみを、もう少し理解する気持ちも必要かと思います。

8

原発を利用し続けるということは、こんな理不尽なことが今後も起こる可能性を持ち続けるということ。

なんとなく電気は湧き出るように、豊富にあるようなイメージを持ってきました。それは受益者にとって都合がよかっただけ。『未来の人』は知らないけれど、『今の人』はそれが都合がよかっただけ。

これからの時代は、国やなんとなくの空気に流されるのではなくて、自分たちで考えて、継続するためのより良い選択する必要があるんじゃないかな?

その時は、「私たちの回りにいる子供たちは、未来にも笑顔があふれて、健康に暮らしているか?」というのが、判断軸になるんじゃないでしょうか。

まぁ、これは原発の問題だけではなく、いろいろな部分で選択の判断基準になってほしいと思います。

長々と書いてしまいました。^^;最後までお読みいただき、ありがとうございました。

あなたのお茶生活も、おだやかに続きますように。

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つれづれ 」カテゴリの記事

コメント

なんだかウチのブログのアクセス多いなぁと思ったら、こんなところで原因を発見しました!
ご紹介いただきました「計算」は、できるだけ単純化することと、できるだけ最悪の状況(かなり濃いお茶を飲むこと)を想定しつつ、考えました。もちろん、厳密に言えば、理系の専門家さんからすればツッコミどころも多々あるのかもしれませんが、だいたいこんな程度になるということをご理解いただければと思います。
規制値が厳しいか甘いかについて議論はいろいろあるかと思いますしが、「今の規制値MAX」もしくは「ちょいOVER」のお茶をけっこう濃い目に飲んで、いったいどの程度の数値になるのか、ということを消費者の皆様も一度じっくりとお考え頂ければと思います(もちろん、これをもってして「お茶を飲め」などと強要はしません)。
今後とも、ご指導よろしくお願いいたします。

投稿: 川村園の川村です | 2011.06.15 20:44

詳しい情報をありがとうございます。
どれも興味深いのですが、一番は自分で測量できるサイトですかね。
「怖い怖い!」といやがられているお茶ですが、では実際に一日の数値すらわかっていない事に気づきます。
私だけでしょうか? いえいえ、怖いと感じるのは過剰に反応しているだけであって本人ですら数値を知らないのが現状ではないでしょうか。浴びて怖い!を感じる前にお茶にも放射線カットの役割があることも同時に報道して欲しいと感じます。
ゆうさんブログを読んでいただき少しでも理解して下さる方が多いといいです。リンクはらせていただきます。

投稿: かおり | 2011.06.16 08:40

神戸でも、ほぼ毎日「怖いわね」「大丈夫?」のお声を頂きます。
ゆえに、本年産静岡茶の取扱いを止めた会社もあると聞きます。
内部被曝の恐ろしさを感じているので、実は私も控えています。
1ベクレルたりとも、余分な放射能を取り込みたくないのが正直な気持ちです。
自分が癌になるのはいいにしても、万が一子どもを授かったら、子どもを病で苦しめるかも知れない。

こんな事態になるまでに原発を止められなかった事が本当に申し訳ないです。
特に次の世代に対して。

投稿: ともうるま | 2011.06.16 17:47

◆川村園の川村さん
同じく文系ですので、最初から考えるのが難しくて。^^;
せっかく川村さんが計算してくださっていたので、
そのまま便乗で、自分なりに理解してみました。
私も同じく、数値の正確さではなく、考え方というか
数値の大まかなイメージをお伝えできればと思い書きました。
私も、川村さんの意見に賛成です。
消費者が考えて選ぶための素材をご提供するのが先なんだろうと思います。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。m(、、)m

◆かおりさん
正確な数値はきっと、どんな食材でも計れないように思います。とても流動性の高いものだと思うのです。だから、みなさん心配になる・・・。
とはいえ、私たちは生きていて、何かしら食べないと生きていけない。改めて、農家さんたちに「国の代表で作っていただいている。」のだと、感謝するだけです。
食に関わる仕事をしている人は、販売だけではなくてやらなくてはいけないことが、他にもあるんだと感じますよね。^^

◆ともうるまさん
書きにくい本音を書いて下さって、ありがとうございます。^^そうですね、心配な方もいらっしゃるはず。しょうがないですね。

一つ、お願いがあるのです。
この放射能の問題は、今回たまたま、福島、関東圏だっただけで、本来はどこででも起きうる問題だったと思うのです。関西には、敦賀にもたくさん原発がありますよね。静岡には、一番確率が高い^^;浜岡原発もある。

生産をしていない私たち消費者は、作ってもらったものを、ただ値段や味を比べて買うだけで、今までちょっぴり我がままだったように思うんです。

今、この放射能の問題でも、やっぱり同じように、購入を控えようとなりますよね。(あ、批判しているのではなくて、消費者として自然の行動だと思っています。)

ただ、今後、こういう問題は関西でも、ともうるまさんの住むところでも起きる可能性があるということ。
そう考えると、起きる可能性があるのに、無視して原発を必要とする暮らしを続けることに、少し疑問を持ってもらえたらなっと思います。(すでに感じていらっしゃるかと思います。^v^)

今の農作物が食べれないなら、それはしょうがないです。
でも、生産していない私たちが、またどこかで起きる可能性のある農地や海の放射能汚染を「他人事」としていたら、それはちょっぴり勝手すぎるなっと思いますよね。^^

食べて応援する!という方法だけではなく、もう2度と作り手がこの辛さを味合わなくてもいいように、原発の存在について、何かしら考えてアクションを起こしてもらえたらなぁと思います。

すみません、長くなってしまいました。
きっと優しいともさんのことなので、こんな風に書かなくても感じることがあると思っています。
他の方にもお伝えしたくて、あえて書かせていただきました。
「食べる」以外の応援方法も色々あるだろうと思うので、一緒に考えていければいいですね。^^
こういう話が出来るきっかけを作って下さったコメントを、ありがとうございました。^0^

投稿: ゆう | 2011.06.16 22:44

はじめてカキコミします。
埼玉県よりの東京都在住です。
ちょっと車で走れば、狭山茶産地です。荒茶で規制されることになれば、狭山茶は全滅するんじゃないかと心配してます。ただ、主人は放射能に慎重派で、私が、今のうちに狭山茶の新茶を買っておこうかと言うと、「買うのもいいけど、廃棄してね。僕は飲まないし、家族にも飲ませたくない。」 これじゃ、政府の買い上げ補償と同じじゃん! 捨てるために買うのは、やっぱり失礼かな。とっても複雑な気持ちです。

投稿: はがくれ | 2011.06.17 17:54

◆はがくれさん
こんばんは。カキコミありがとうございます。^^
はがくれさんは、お茶がお好きな方ですね。お気持ち伝わって来ます。
なんていうか、本当に・・・。家族の健康を預かる身として、応援したい気持ちをどう行動に移せばいいのかが、分からないんですよねぇ・・・。本当に、どうしたらいいんだろうなぁ・・・。

一つ、ご主人とはがくれさんの気持ちを組み合わせる方法として、狭山茶の新茶と昨年のお茶or他産地のお茶をブレンドして飲むというのもあります。そうすれば濃度は薄まっていきますし、購入するという応援も出来るかも知れませんね。

昔の生協は会員の中で関係農家を買い支えたりしたんだろうけれど、それって組織でやったことですしね。個人が出来ることって、なんでしょうね・・。私も悩みます。

投稿: ゆう | 2011.06.17 21:40

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