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品評会出品玉露の手伝いで、考えたこと。

先週、静岡県藤枝市岡部町の品評会玉露の出品茶を調整するための、手伝いというか見学に行ってきました。(本当は、関係者しか入れないそうですが・・。^^;農家の友人が誘ってくれました。感謝!)

「手伝い」なんて言っていますが、手伝える程のレベルでもありません。

それでも、まあ。
こういう時は人海戦術ですからね・・・。

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だってね、ツヤツヤの茶葉の中から、色の薄い茶葉をピンセットで、地道に外していく作業ですからね・・・。

人がいた方が、進みますよね。

手も動かしますが、口も動かせますからね。
色々な話も、伺えます。^^

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JAの職員さんに、お茶の見立てや香りについて、お茶の製造技術などを教えて頂き、盛りだくさんで勉強になりました。

岡部町は、静岡県で唯一の玉露産地で、大きく2つのタイプに栽培・製造方法が別れています。

一つは、茶畑に棚を作り覆いを被せ、自然仕立ての手摘みをする「本玉露」を8000キロ(面積8ha)。
2つ目は、茶畑の畝に30cmの空間を作りながら直接被覆をし、機械で刈り取る「刈り玉露」を12000キロ(面積9ha)の生産しています。(2009年度末の統計)

京都や福岡、三重と比べて、生産量はかなり少ないでしょうが、全体量の中で、古典的な棚作りの比率は多い方だろうと思います。(現在調査中なので、正確な情報ではありません。万が一違っておりましたら、申し訳ありません。)

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静岡の玉露生産量は減って来ていて、今の雰囲気だと、この棚作りの方法は、次の時代は作られないかもしれないなぁと思いながら見ています。

玉露とかぶせ茶の品質規定は、昨年頃からまた業界でも話題となっていて、ますます、あいまいになっていくのかもしれないという気配を感じていますが、それについては、またいつかお話できればと思います。

玉露の存在は、好き嫌い・賛否両論が大きく分かれるところでもありますが、個人的に思うのは、どうせ飲むならば、本物の高品質を飲んでもらいたいなぁ。

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正直、玉露は値段が張るお茶です。(現在小売店で、値段の安い(1000円/100g以下)玉露が販売されていたとしたら、逆に胡散臭いです。)

そこには、多くの農家の手間、資材と人件費がかかっているからでもあります。

それならば、人件費をかけずに簡単に玉露を作ればいいじゃないか?という話が湧いてくるのも、納得しますが・・・・。

過去記事『玉露は、栽培方法か、商品名か?』
私にとっては、無念さが含まれるところです。

「時代に必要とされるお茶を作る。」って、う~ん。
私にはまだ、答えは出せません。

全く新しい枠組みのお茶を作り始めるならば、「時代が必要としたお茶を作る」という発想は理解できるし大賛成なのですが、既存のお茶のイメージを拡大解釈するという方向に進むことには、買い手として何かひっかかるものがありますね。


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コメント

ゆうさんが玉露に対して思う気持ちが、【極】の場合は手もみ茶に対してあります。
何をもって手もみ茶というのかという定義づけがなされていない(たぶん)ことに問題があるのかもしれませんが・・・

いずれにしても本物にこだわる事(人)がなくなったら・・・怖い!!

だから「これっ!!」と思った手もみ茶は誰の茶であっても自分の手から送りだしたい気分です・・・

投稿: goku | 2010.07.04 02:53

◆gokuさま
そうだったんですね。伝わって来ました。だから極さまは手揉み茶を販売されるのですね・・・。
私は必ずしも今の玉露を丸飲みで、良し!とも思っていないのですが、でも、本物を近くで手に取れる人間が、できるところからでも、何かアクションを起こさないといけないのかもな思いました。色々と考えてみます。ありがとうございます。

投稿: ゆう | 2010.07.04 13:15

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