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日本のお茶が好きな、あなたへのお願い

いろいろと思うことがあり、しばらく間が空いてしまいました。
今日は、私が考えていることを聴いてもらいたいなと思って、つらつらと書きますね。

実は、3月終わり、静岡県でも観測史上一番遅い雪が降ったと言うあの日辺り、各地の農作物に被害がありました。
もう4月の声を聴くというのに、あまりに寒くて、梅の木も小さな実が凍りぼとぼと落ちてしまったり・・・。お茶の新芽も凍って壊死してしまったりするんです。

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例えば去年の今頃なら、一面のお茶絨毯の中、車を走らせる気持ちよさを、私はブログでめいっぱいアピールして、みんなを羨ましがらせたりしていたのですが、今年はその時期がずいぶんと遅れそうで残念です。^m^

毎年、農作物が遅霜でやられる場所があることはあります。
凍害、霜害は、台風と同じ自然気象でどうしようもないのですが、正直、こんなに被害エリアが大きいのを体験したことはありません。(ご年配の人たちでも同じことを言っていますから、12年目の私には当然なのですが。)

なんていうか、霜や台風のような、自分の努力ではどうしようもない自然現象を、受け入れながら農業を続けている『農家』という生き方に、私はある種、尊敬の念を持っています。

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だけど、今年はそんな甘っちょろいものじゃなく、なんだか自然の怖さを自分自身で体感し、ぞっとした。という感じです。

なんとなく当たり前に野菜や果物など農作物を購入し、日々いただいていますが、あなたはその作物がどうやって育てられているのか、想像したことがありますか?

私は静岡に移住する前は、お茶に対して、美味しい・まずいは意識したことはあっても、農作物だという意識が全くありませんでした。

お茶屋さんに、一年中同じ商品として販売されているからかもしれません。書籍には、お茶が畑で育てられていると書いてあり頭の理解はありましたが、実感としては湧きませんでした。

「あって当たり前、いつも同じで当たり前」の前提で暮らしていると、なんかものすごく大切なものを見落としてしまいそうな気がします。

今年のお茶は、どうなるんだろう?なんとか無事に育つのか?
今、農家はもちろん、みんなが思案中です。
そうは言っても、農家の最後の一言はね。

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「こればっかりは、どうしようも出来ないから、経過を待つしかないんだよね。」となるんです。

自然の力にやられてさ、でもその回復も、自然の力に任せるしかないって言っちゃうのは、すごいなぁ。

農業をやりたいと志す人は多いけれど、お茶に限らず、生業としての農業は、そんな簡単にやれるものじゃないと思う。(私には無理かな)

だから、少しでも今やっている人たちに農業を続けてもらいたい。と考えると、まず自分が出来る『協力』方法は一つ。

『国産の、形が分かる農産物を選ぶ』ということだと思います。加工度の高い食品は、その名の通り、いくらでも人為的に加工出来ちゃう。

お茶で言えば、ペットボトルがそれになるのかな?
だからお願い。

今年は、とにかく。
日本のお茶を、茶葉が分かる形(リーフやティーバッグ)を選んで、飲んで欲しいのです。

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まあ、「そんな遠くの知らない人のことなんて、私には関係ないよ。」って言われたらそれまでなんだけどね・・・。

だけど、隣りと隣りがつながっていけば、「遠く」なんていう関係は存在しないんじゃないかな?と思ったりするんですよね。

まあ、私が勝手に、みんなにお願いしたいことなのかもしれないけれどね・・・。
でも、お願いしたくなるくらいに、自分がショックを受けたってことだ。

なんて書いてイイのか分からないけど、
お願いしたくなったので、お願いしてみました。

また、いつものブログに、戻りますね。
今日は最後まで読んでくれて、ありがとう。

えへへ、ほぼ日風に締めてみました。(笑)


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お茶日記」カテゴリの記事

コメント

本日のゆうさんのメッセージ、同意です。

農産物は、国産、
しかも出来るだけ
自分の住んでいる所に近い物を。

自然の為だけでなく
それは自分自身の健康も守ります。

投稿: もりりん | 2010.04.06 14:04

数年前の4月25日の遅霜を思い出します。お日様が当り次第、茶色に変色する茶畑を前に、主人と2人でしばし無言。その後、黙々と刈り落とし作業をしました。
正直、その時、当事者(農家さん)たちは話せないと思います。あまりに心のダメージが大きくて。(自分がそうだったように)
茶の木が自分の力で遅れ芽を出すように、作り手の気持ちに芽が出る時間を、周りは温かく見守っていて欲しいです。
出来れば、「今年のお茶はどうしようもない、、」などとは、言ってほしくないですね。
今年のベストの新茶、きっと作り上げますから。
それを、是非、インストラクターはじめ、茶業関係者さん方が、「今年の」ベストの飲み方、売り方で、良さを消費者に紹介していただければ、それが、農家さんたちへの1番の「応援」になるのでは、ないでしょうか?
(長くて、しかも言いたい放題でごめんなさい)

投稿: 清沢 | 2010.04.06 19:54

静岡の農家の人達大変だろうな。
補助金だっていっても少ないし、日本って「工業中心」にしてきたお陰で、国内自給率が他国より著しい低さを叩き出している。
都会の人は田舎への郷愁があるから「田舎暮らし」にすぐ飛びつくけど、村社会、自然との共存、慣れない農作業…向き不向きあるのになぁ。

逆に田舎では農地を宅地造成したり(地盤とかの関係上、本当はいけない事ですが)、山奥へ行くと、不法廃棄(粗大ごみとか、医療関係のゴミ等)を見ると、切なくなるのです。

そのゴミは私達の飲み水にも関係してくるんです。

寧ろ、自然よりも人の不条理さの方が私は怖いと思う。

投稿: たごさく | 2010.04.06 21:24

実は今日ここに来たのは、現地を訪れたテレビ局が川根茶やシイタケなどを紹介した楽しい番組を放映したので、すぐゆうさんを思い出してやってきました。

・・・そこで厳しい現状を知ったというわけです。
一番自然に影響を受けるのが農業。ほとんどを田畑ですごしても
一瞬で状況が破壊されてしまう・・・。この虚しさや怒りと
どんなふうに折り合いをつけていかれるのでしょうか。
農業をサポートする国の力を信じたいです。
そういえば、フロリダのオレンジも木が枯れてしまったとか。
こんな地球の異常気象は、文明の先を走る人間が原因を作った
んですよね。

投稿: ちゃぐまま | 2010.04.07 17:43

◆もりりん様
ありがとうございます。
本当にそうですよね。^^

◆清沢さま
あぁ、ありがとうございます。本当に、当事者は何も言えない、ですね。読んでて気持ちがすごく伝わってきました。
「今年のベストの新茶、きっと作り上げますから。」
そうだよね。それを私たちが預かって、次に伝えなくちゃなって思います。

◆たごさく様
ありがとうございます。大変なのは静岡だけではなく、全国どこも同じような気持ちで農業をされていると思いますよ。^^
確かにそういうところは、人の不条理さも怖いかもしれませんねぇ。結局、人のココロ(行動)はそれぞれだから。世の中の不快な行動がなくなる事はないと思うのですが、とりあえず自分はどうなのか?って考えますよね。^^

◆ちゃぐまま様
ああ!私もTV見ました♪思い出して下さってありがとうございます。
「この虚しさや怒りとどんなふうに折り合いをつけていかれるのでしょうか。」
思うに、農家の自然現象による被害は、私たちで言えば、震災に合うようなものですよね。大震災に毎年合う確率が高い、という暮らし方なのかな。
家を作っては壊れ、作っては壊れる中で、どうやって折り合いつけるのか?自分だったら、どうするかなぁ・・・・。(まあ、壊れるばかりではなく、喜びもあるでしょうが)
もうあきらめて、引っ越したくなるかもしれないですよ。と考えると、農家さんに何にも言えないですよね。
とにかくまあ、私には何も出来ませんから、今年も出来たお茶を美味しく頂こう♪と思っています。^^

投稿: ゆう | 2010.04.07 18:40

私もブログに書こうか、書くまいか迷っていました。父も1月辺りから「今年は荒れそうだ」と言っていた言葉が現実となり、あの茶畑を見ると本当に仕事としても、また茶農家さんとの接点のある身としても心が苦しくなる思いでした。ブログに掲載し、消費者さんに入らぬ心配をさせてしまうのも避けたいし、でもお茶は飲んでいただきたいという複雑な気持ちであえて避けていました。
静岡は茶どころ、は全国的に知られているのにいつもはお茶に対してもっとアピールして欲しい、でもいったんこのような問題が持ち上がるとこぞって掲載されてしまう。いつももっと多くのお茶情報を掲載して欲しいと思っているのにこんな時だけなぜ?やその反面同じ消費者として新茶に限らず野菜の価格の高さに驚いたり。
自然界を相手にしている事の怖さを改めて知り、何だか茶商としてもがんばらねば!という変な気合いが入りました。
店頭でもちゃんと説明し、このような年もある!という事を伝えたいと思います。

投稿: かおり | 2010.04.08 09:14

私もしばらくコメント控えていました。
最近になり新聞やテレビで被害状況を伝え始めたのを見て、少し考え方が変わってきました。
ちょんと伝えることの大切さ。伝えることの責任です。

インストラクターやお茶に関わる方の真価が問われる年になることは間違いないと思ったし、またそういう方の力が絶対必要な年とも感じました。
ゆうさんの考え、清沢さんの気持ち、かおりさんに気合い、その通りだと思います。
声を上げていかないとすそのに伝わっていかないものね。
実はある(消費者)の方に「不作ってことは(お茶の価格)高くなるの?!」って質問うけました。「野菜はおいしいまずいじゃなくて、天候の影響などで不作の時は決まって高いじゃない、お茶もそうじゃないの」って。


投稿: くろべえ | 2010.04.08 16:15

◆かおり様
おお~!気合い入れて、熱くやって下さいね♪なんてね。^m^)
ご商売の方々も、ある意味思いは同じなのだと思います。こうなるとたぶん。個人の考え方や会社の考え方が方向を決めますよね。

私もブログに書くことを迷いましたが、私が言わなければ他に誰が言えるんだろうか?と考えると、やはり自分が書くのが良いのだろうと思いました。もう一つ、多くのお茶好きさんたちに、良いことだけを伝えていては、それって、失礼なんじゃないかな?とも・・・。

良いことも悪いこともきちんと伝えて、その中でどういう関係を創って行くのか?って考えると、本当に難しいけど、やれたらすごいと思います。
まあ、言うは易し行うは難しなので、地道なことなのでしょうけれど・・・。
お互いに、がんばろうね~!!


◆くろべえ様
目の前に広がる光景がないと、やっぱり臨場感はなかなか伝わりにくいですね。私もさすがに、引きで茶畑全体を写した写真は、つらくて載せられませんでした。
今年の静岡はまさに、「インストラクターやお茶に関わる方の真価が問われる年」ですね!

今日、茶道塾でこの話になり、多くの人に伝えて理解してもらおうなんて考えずに、皆が自分の目の前にいる人に想いを伝えて行くことが大切だという意見が出ました。
出来ることをやればイイよねって。^^納得です。

価格については、私も同じことを考えました。
今年は価格が高いかなと・・。製茶業の方も、組合農家にそう言うそうです。というか、「それしか言いようがないじゃないか。」と言っていました。ちゃぐままさんの「どう折り合いつけるのか?」が、現状誰にも当たる事が出来ないとしたら、そうやって慰めるしかないのかも。

でも、一般的な商品の場合は、商品の値段が先に決まっていて、中身を調整する訳ですから、売り方は変わらないんですけれどね。

~「天候の影響などで不作の時は決まって高いじゃない、お茶もそうじゃないの」~
買う方からすれば、リアリティーのない自然災害はニュースの話題でしかなく、野菜の値上がりの方がリアリティーのある世界かもしれません。

なんていうか、畑や自然災害と、自分の食卓や自分の命とがつながっていると想像出来なくても、暮らして行けたから。(時代が時代なら、大飢饉になって飢え死にするんでしょうけれどね。)

でも少しずつこの考え方も変わって行くはず。う~ん、希望的な部分も多いけど、変わって行きたいよね!大勢には言えなくても、自分と関わった人たちとは共有出来たらなぁと思っています。

この大不作の中で、例年以上に皆の「新芽出てこい!うまいお茶を作るぞ!」という思いや願いをいっぱい詰め込んで作られた貴重なお茶になりますから、お値段も張るんですよ。

「今年のお茶」をめいっぱい楽しみ、そうするとまた来年も楽しみになると思います。
農業は、同じ日は2度ないけれど、続く続くの連続でしょう?お茶もそうやって楽しみたいな♪と思いますね。

投稿: ゆう | 2010.04.09 00:17

お茶農家の方々は,美味しいお茶を作るために日々努力しています。

翌年の一番茶に向けて前年度から茶園管理をしています(力のある茶園にするための仕立てまで含めると3~6年スパンで茶園作りをしています)

美味しいお茶は荒茶の製造とか仕上げ技術ではなく,いい茶園からしか作れないのです。従って,春に出てきた新芽を単純にお茶にしているわけではありません。

品質の良い一番茶はそれまでの努力の結晶だと思っています。
たとえ災害があっても,作り手側の想いを消費者に伝えたいというゆうさんの記事には感銘を受けました。

緑茶は日本人にとってやはり特別な嗜好品だと思います。美味しい緑茶のファンがこれから増えていってほしいですね。

投稿: 折 | 2010.04.09 01:21

◆折さま
そうですねぇ。日本茶の世界は、奥が深すぎてなかなか理解にしくいのですが、それをどうやって分かりやすく説明していくのか。これからの課題ですね。
なんにせよ、作って下さる方がいらっしゃらないと意味のないことなので、お互いに頑張りたいと思います。^^

投稿: ゆう | 2010.04.09 16:26

静岡の霜害のこと、私はお客様から知りました。
新茶を心待ちにしていたそのお客様と、唸ってしまいました。
茶農家の方々の思い、察するに余りあります。

一番お茶のこと知ってるのは茶農家さんだと思っています。
お茶っ葉作ってはるんやもん。
そして、生葉から荒茶になり、製茶されたお茶をお客様へお届けする
「アンカー」が、私達販売員だと思います。
今年は、より気を引き締めて、お茶っ葉を売っていきます。
できる限り、リーフをアピールしていきます。

投稿: ともうるま | 2010.04.09 19:58

何時もありがたいメッセージありがとうございます。

投稿: | 2010.04.10 00:01

◆ともうるま様
そうそう!アンカーが、一番大事なの。よろしくね♪
でも、ともうるまさん、気を引き締めてやらなくても、きっと、ともうるまさんなら、いつものともさんで、大丈夫だと思う。^^ お茶に愛情持ってるのは伝わってくるから、そういう人から発せられる言葉は、気負わなくても伝わると思うよ。
お客様のことを考えて、大事にお茶を販売してやってくださいね。^^

◆きっと!
どなたか分かりませんが、お互いさまです。
私もいつも、お茶や農家に、そして自然の力に助けられています。昨日見たら、新芽もまた出てきていましたしね♪

投稿: ゆう | 2010.04.12 14:36

生産者の思いをいかにお客様に伝える事が出来るか。。。

大切に育てるからこそ被害にあっても、又それを乗り越えた
新芽が出るし、その愛情のこもった茶葉を、
さらに小売店は美味しい飲み方を考えながら大切に袋詰めし、
又 販売員は、お客様にしっかりその良さを伝える事が出来る。

お客様は、作り手の思いを感じながら一杯のお茶を感謝して飲み
ホッと一息つける。。

お茶に限らず、育てていくものって 皆そうなんだな~って
いつも思います。

お茶から学ぶ事は多すぎますね。
一生かけても制覇出来ない世界だから魅了されるんだろうね~。


投稿: たふちん | 2010.04.12 23:55

そうだったんですか。。。
 生きている、命を育てると言うことは 本当に大変なことなんですね。色んなことが あるんですね。
 改めて 教えてもらいました。

 まだまだ わからないことだらけですが、この ゆうさんのブログで学ばせていただき、おいしいお茶の販売の仕事に 生かしていきたいです。。

投稿: momo*** | 2010.04.13 21:05

◆たふちん様
本当に、そうですね~!何もないと、「関係」って気づけませんから、何か考えろって、お茶の神様が言っているのかもしれませんね。

◆momo***さま
そうなんですよね。出来た物(自然になった実など)をただ収穫するならば、自然はとても豊かなんです。それを、経済(人間)に合わせて計画的に量や質を作って収穫しようとすると、自然は厳しいんですよね。
そっか~!momo***さんは販売の仕事でしたっけ。
よろしくお願いしますね。^^みんなのつながりの、アンカーですから♪

投稿: ゆう | 2010.04.14 10:06

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