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「煎茶セット」の煎茶って、なあに?

先日、新聞に長峰製茶の新しいお店オープンの記事が掲載されていました。
このお店は、私が時間調整や自分リセットに使うお茶屋さんで、
静かでとても過ごしやすい空間で、お気に入りです。

そこで、いつも頼むのは、決まって煎茶セット。¥300也
本当にお安いです。羊羹が2種類ついて、お湯までついてこの値段です。

でも、実はお茶が私好みではないのが、ずっとネックでした。
一番人気のお茶を出そうと、あさつゆ品種(鹿児島)を淹れて下さるのだそうです。
でもどうも私は、鹿児島のかぶせの香りが、得意ではないようで、
しかも急須に対して、茶葉の量があまりに少なく(一人分なので当然なのですが)
次の煎が、もうがっかりな味になってしまうのです。
さらに、お茶よりも羊羹が多すぎて、いつも羊羹が余ってしまうわけです。(笑)

ずっと、「羊羹まで付いて300円なのだから、けっして利益を取っている商品でもないし、お茶が嫌いと言うのは我慢しよう。」と思っていたのですが、先日伺った時に、勇気を出して言ってみました。

「良いお茶を淹れて下さっているのは分かるのですが、私はかぶせが苦手なので、ランクを落して、代わりに1g多めに茶葉を入れてくれませんか?」と。

そう、ここはお茶屋さんなのです。ショップと並列している喫茶ですから、私からすれば、ますますお茶を美味しく飲めるお店のはずです。ここのお茶が 美味しいか、美味しくないか(本当は自分に合うか、合わないか。なのですが、普通の人はそんな風にはきっと思わないでしょう。)を判断する場所です。

売り側からすれば、この煎茶セットは、試飲セットのような存在なはずです。そこで、煎茶セットを注文した場合、本当は一言、お茶について説明をして 下さる方が、その後、その茶葉を意識しますし、、飲む側は説明して下さったお茶の味を記憶に残そうともします。もし、お客様の口に合わなかったとしても、 説明さえしていれば、違うお茶も試そうという気になります。

喫茶店に入るのは、時間や空間を買う部分もあるのですが、お茶屋さんが出している喫茶ならば、美味しいお茶を発見したな~♪と、その気にさせてくれ る準備が欲しいなと思いますね。有料で試飲していただきながら、お茶を記憶してくれるのですから、お互いにとって、すごく良い空間だと思います。

ちなみに、このお店では、快くお茶を変更して下さいました。

もう一つ言うと、羊羹を半分に減らしてでも、お茶のグラム数を増やしたいです。お店側は一人分2~3gと考えて用意していると思うのですが、一般には急須の大きさに対してお湯を入れる方が多いのでは?急須を小ぶりの一人用にするか、太っ腹に茶葉を増やすか。結果、美味しいなと思えたら、成功だと思うのですが。きっと次回は、羊羹一切れで良いから、茶葉をもう少し多めに入れて下さいとお願いしそうです。あまり我侭を言ってはいけませんが・・・・。

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お茶日記」カテゴリの記事

コメント

こんばんは!
なんか感動の文章です。
開店そうそうのお店にとって、適切なアドバイスだったと思います。この後、向上心があるかないかで「お店の運命」が決まる・・・?んですよね。
お茶屋さんだから、どうすれば一番美味しくお茶が飲めるかを研究することが大切だと思います。淹れ方ばかりでなくお菓子との調和など。むしろ、お客さんへアドバイスするくらいの心意気が欲しいですね。
お店だからお菓子を奮発するのがサービスと思っていたら、悲しいですよね。
この後、どんなになったか「after」情報を入れてくださいね。

デパチカで和菓子を買ったら、お茶とお菓子のサービスがあります。お茶が丁寧に淹れてあるところに、さすが老舗のお店だと思いました。

投稿: chaguまま | 2006.10.05 23:57

そうなんです。京都でも、圧倒的にお湯の量からすると、お茶の量が少ない日本茶カフェ・和カフェが多いんです。あと温度管理もできていないような。大概そのようなお店は、店内も綺麗でお菓子は美味しいんです。お菓子は。
肝心のお茶が…。どれだけがっかりするものか。
(宇治のお茶屋さん経営の和カフェでも、あっづいお煎茶がでてきて閉口したことも。)
この間も、老舗和菓子屋さんの和菓子とお煎茶セットをオーダーしましたが、お茶は泣きました。水色はあるけど、あづくて(笑)味も香りもしないんですよ。水屋でいれてくださってるから、推測するに、たぶん、温度が高すぎるのと、お湯の量がなみなみな割りに茶葉の量がすくないためだと思いました。
私にはゆうさんのように、この老舗和菓子屋さんに意見することはちょっと無理です。何しろ京都なもんで(笑)。

投稿: もちや | 2006.10.06 06:59

まだお茶の味がわからない、駆け出しです。
具体的な注文、さすが先生って思いました。

投稿: みき | 2006.10.06 21:58

chaguまま様

デパ地下で和菓子を買って、お茶とお菓子のサービスがあるんですか?すごいですね~!静岡でもそうなのかしら?今度歩いてみますね。
私は、このお店とても気に入っているんですよ。なかなか、緑茶を飲めるところって実はないですから、貴重な癒しの場所なんです。

投稿: ゆう | 2006.10.06 23:19

もちや様
こんばんは そうなんですよね。なかなか難しいでしょうか?私が茶業に興味を持ったのは、お菓子の食べ歩きをしていた時に、注文するお茶があまりにケーキの美味しさと比べて、残念だったらなんですよね。
こんなに美味しいのに、なんで脇のお茶(当時は紅茶)がこれなんだろ~?って。紅茶は入れ方が簡単なので、個人の好みのブレはそれでも少ないのかもしれませんが、緑茶の場合は、好みの個人差が大きいのが、ネックですね。入れ方で傾向が変わりすぎてしまう。
この課題をどう乗りきるか?けっこう大切なのかも。ここが楽しさでもあり、めんどうなところでもあり。最終的には、私みたいなマニアックなことを言う人は、自分で淹れるのが一番楽なのかもしれないなと、思ったりします。少数派でしょうしね。でも残念だな~とも、思いますよね。

投稿: ゆう | 2006.10.06 23:34

みき様
こんばんは 先日お会いしたご年配の方は、「味なんて分からない方が幸せなんだよ。」と言う事を言われました。それもそうかもしれないな~っと、思ったりします。うまい、まずいなんて、ただの自己満足なのかもなと。
自分が楽しむために、お茶を利用するのだから、味や香りだけが楽しむ方法ではないと思いますよん♪そりゃ、分かるようになるとはまり出すけどね。みきさんも、こっちの世界においで下さいな~♪♪♪
他にも生産者との交流とか、食べ物の合わせとか、器とか、話題とか、歴史とか、楽しみ方は色々あるんですよね。自分が楽しめる部分を見付けると、いいと思うの。また、そういう機会があると、いいですね~♪

投稿: ゆう | 2006.10.06 23:44

こんにちは!
「急須の大きさを変える」はとても参考になり早速実行しました。
茶碗でお湯を冷ますときに、急須が大きいと茶碗いっぱいにお湯を注いでしまいます。小ぶりだと適量を意識して、それだけで味がころっと変わりました。
緑茶のこの繊細な味が分かるのは日本人だけしょうかね~。

投稿: chaguまま | 2006.10.09 14:48

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