« マニアなお茶時間の作成法 | トップページ | 焙烙(ほうろく)を使った、手作り焙じ茶 »

お茶を伝える人間に必要な視点は。

5月頭に、問屋さんの仕入れを拝見して改めて考えたこと。ちょっぴり、真剣に書いてしまいました。

お茶を伝える人間に必要なのは、お茶を客観的に見れることだと思います。
これは、仕入れ担当者のBさんが、「このお茶は品質は良いけれど、自社には必要がないお茶だ。他社に持っていけば価値が上がる。」と言われましたが、Bさんは、『“このお茶”に対する品質はきちんと評価をした上で、自社に要る、要らない』という判断をしています。

私を含め、一般から資格を取ったインストラクターさんの多くは、もともとお茶に興味や、熱い想いを持った方が多いと思いますが、お茶好きなだけに、自分が好きなお茶を無理やりでもお薦めしたくなります。
また逆に自分が納得していないお茶は、なんとなくヨソヨソしく、中にはお客様にいい訳をしたり、不満を言ったりしたくなる事もあります。(おっと、今の私にはないですよ!でも、昔の私はそうでした。)

この視点は、とても主観的で、自分が納得しているか、していないか(好きか嫌いか)が全ての判断基準になっています。これでは、自分の価値基準やこだわりをお客様にも強要しようとしているため(本人はその気はない)、お客様の中には不快に感じる方も生まれるのだと思います。

お茶を伝える人間は、いかにお茶を客観的に見る視点を創るかが大切だと思います。
客観的と言うか、創り手や売り手でもなく、飲み手でもなく、どこにも属さない中庸な視点を持つ必要があると考えています。

これは私自身の話でもあります。今でこそ、それぞれのお茶に良さがあるのだと言えるのですが、昔は我を出して、自分の好みに合わないお茶を否定した時期もありました。

今の私があるのは、ずっと一緒にお茶の講座をやってきた友達が、私の押しつけのようなお茶の片寄りを、ずっと注意してくれたからです。本当にそうやって言いにくい事を言ってくれる友達がいるのは、幸せですね。本当にありがたいなと思います。
ありがとうございました。

|

« マニアなお茶時間の作成法 | トップページ | 焙烙(ほうろく)を使った、手作り焙じ茶 »

お茶日記」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
ゆうさんの読んでいるうちに、私もお茶のこと少しずつ知りたくなってきました。
少しずつ視野を広げていければと思います。

投稿: iizuka | 2006.05.27 14:01

ゆうさんこんばんは、やっと一番茶が終わり、今は、発送に終われる毎日です。お茶を伝える。これは、私達生産者にとっても大きな課題ですね・・・好き嫌いとか良い悪いだけでなく、長所・短所を理解しているか。特徴などがハッキリと説明できるかどうかというのは、客観的な視点が無ければ出来ないと思います。出会ったお茶を、ゆうさんらしく、皆に教えてあげてください。
そしてまた、いろいろと教えてくださいね。

投稿: しばきり園のお嫁様 | 2006.05.27 23:57

iizukaさん、こんばんは

私が静岡に来て8年。iizukaさんも確か、6年くらいですか?
せっかくなら、知っといて損はないですよね!
あ、そうそう。今年の牧の原の小学校の家庭教育学級で、
また、おもしろお茶講座の依頼を受けました。
親子参加型の体験講座です。

親子講座は面白いですよ!もし周辺でそういう機会があるならば、
よかったら声をおかけ下さい。
ただし、ごめんなさいね。これは私の仕事なので、
無料で、ボランティアでやれることではないのですが・・・。
それではまた。

投稿: ゆう | 2006.05.28 00:24

しばきり園のお嫁様 さまへ

こんばんは。一番茶お疲れ様でした。無事ケガなく終わりましたか?自販は、作って終わりな訳ではないので、これからが忙しいですね!一年続きますもんね。

客観的にお茶を伝えるのって、絶対に必要!でも、農家の直販には客観的なお茶の説明以上に、自分達の特徴や考え方をきちんと語れるかどうかが必要ですよね。
まあ、これは私自身にも言えることで、言うは易し行うは難しですね。でもこれをやらないと、お客様に納得してもらえない。最近自分のことを、そう思っています。お互い、頑張りましょうね~!
ご主人様にもよろしくお伝え下さい。

投稿: ゆう | 2006.05.28 00:31

いいですね!お茶講座。5月に家庭教で集まった際、新茶の会をかねた際思ったのですが、我々の地域は茶農家または、なんらかの形でお茶に携わっている世帯が多いのに、なんとなくお茶離れしている家庭が多いように思いました。私も同居してなかったら毎日飲んでいなかったかもしれません。私はおいしいお茶を知り、お茶を消費することで生産者の応援したいと思います。ゆうさんみたいにマニアック(笑)に、お茶のよさを伝えてくれることで、農家の方々はさらにおいしいお茶づくりに精をだすことができるのではないでしょうか。

投稿: iizuka | 2006.06.01 14:29

そうですね。身近すぎて意識をしないのが、多いんでしょうね。
外を知って中を知る。地元のお茶の良さを知るには、外のお茶の良さを知る必要があるんだと思いますよ。なかなか、受け入れるには抵抗があるのかもしれませんが。

私の親子講座は、世界のお茶講座です。お茶に何でも入れて飲んでみよう!というびっくりするような内容で、ゲームのような楽しい講座ですよ。

投稿: ゆう | 2006.06.02 00:06

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/217466/15689459

この記事へのトラックバック一覧です: お茶を伝える人間に必要な視点は。:

« マニアなお茶時間の作成法 | トップページ | 焙烙(ほうろく)を使った、手作り焙じ茶 »