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美味しい<早い・・・これが良い農作物・・!?

今日は地元の地域祭がありました。合併前の最後の町のお祭りということもあり、盛りあがったようです。私は農林課から依頼を受けて、相良茶を使ってお茶の淹れ方体験講座をしました。お客様は地元のおじいさん、おばあさんや、奥さん、お子さん等の地元密着で、わいわいとお茶をしながら色々な話を伺いました。

ある時、おじいさんとおばあさんが同席し、テーブルに飾ったいが栗を見て「これは何の品種なの?」と聞かれました。(こんな質問をしてくれるのは、やはり田舎で作り人が多いからでしょうね)私は山に行って取ってきただけだったので、「栗にも色々品種があるんですか?どんな品種が美味しいの?」と聞き返しました。

頂いた答えは「美味しいかどうかと言うのが問題ではないよ。農作物は何でも、早ければ良い物になるんだよ。」と言われてしまいました。

うむむ~。確かに「流通に乗せる」ことを前提にすると、美味しい品種よりも、早い品種の方が高く買ってくれます。お茶も八十八夜前に摘まれた物とその翌日とでは、値段が大きく変わります。その方はお茶以外の作物を色々と作っていた方のようでしたが、どんな作物でも早い物が美味しいものよりも、良い物(これは農家にとってお金になると言う事)なんだと、初めてお会いした方に言われ、ちょっぴり現実を見ました。

一生懸命一年かけて、台風や日照りを乗り越えて作っているのが、(味として)本当に美味しい物ではないよ。っと言ってしまうのが、寂しいな~っと思いながら聞きました。スーパーやデパートに並ぶには、現実どうしようもない仕組みなのですが・・・。

自分の作る作物にきちんと責任と自信を持って作っている(少数派かもしれない)農家さん達は、本当に元気出して頑張ってもらいたいなと思いました。私もそんな農業のお手伝いが出来ればなと思いつつ、未だ嗜好錯誤中であります。

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